2009年4月19日日曜日

自作釣鐘弁慶ひえい山


やっとかめだなも (名古屋弁で久しぶりですね)大津絵十種の四番目に弁慶を添付します大津絵に弁慶は2種類存在しています  ひとつはこの前に十種の一覧にのっていた 弁慶が義経とともに奥州の衣川で討ち死にした時 満身創痍で立ったまま最後を遂げたいわゆる弁慶の立ち往生 といわれる画像です 背に七つ道具をしょって長刀を立てた画像ですあとひとつに 弁慶が比叡山にいたころ麓の三井寺といつも争っていて弁慶が三井寺の梵鐘を引きずり上げてあげく谷底へ投げ落としたといわれて 現在も三井寺に弁慶の引きずり鐘として残っており引きずった擦り傷がみえます この画題に少しずつ違った絵柄が残っておりますがこの添付したのは今まさに投げようとしている足元の山に ひえい山 と読める面白い絵柄です  大津絵屋にもしゃれっ気のものがいたのですね

鬼念仏


ご存知のとうり鬼念仏といえば大津絵 大津絵と言えば鬼念仏といわれるように
大津絵の表看板で一番売れています恐ろしいはずの鬼が角を折り牙も折り奉加帳を下げて布施を乞いながら歩く姿は哀愁とともにどこか滑稽な姿と意表をついたのに大津絵としての代表的な人気があったのでしょうか